都営バス乗車記(3)−日暮里・舎人ライナー開業前夜の尾久橋通りをたどる
東京都交通局 【里48】 日暮里駅−舎人二ツ橋・足立流通センター終点 バスたび日記N013-3
取材/08-2
−東京都荒川区・北区・足立区−
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さて。


時は下ってちょうど一ヵ月後。舎人公園に植えられた菜の花も前回はまったく花が咲いてなかったけど今や黄色の絨毯が里48の車窓を彩る春分の日の次の日、乗り残していた足立流通センター終点行の乗車に出かけた。ちなみに「足立流通センター終点」は「終点」までがバス停の名称で、別にある「足立流通センター」バス停とは場所も違う。月〜金は朝2・夕2回、土は夕3回、反対の日暮里駅行きは月〜金は午前2回、夕2回、土は夕3回運行でいづれも日・祝運休となかなか変則的かつ希少な系統なのだ。他に月〜金に片道1回しか運転されない日暮里駅→東京北部病院行なんて系統が里48には存在するが、江北六丁目団地行の区間便が数百メートル余分に走るだけなので今回はスルー。今回といっても日暮里・舎人ライナーの開業でこれらの系統は廃止される予定なのでもう次回はないのだが、せめて足立流通センター終点行くらいは乗っておこうと出かけた次第。

C日暮里駅9:32→足立流通センター終点10:05 P−M182


朝のラッシュの余韻が残る9時過ぎの日暮里駅前。相変わらず里48ののりばには長い列ができている。やがて1台のバスがやってきてそれらを飲み込み満員で出て行ったと思ったら、列が伸びる間もなく次のバスがやってきた。渋滞の影響か折り返しの便が遅れて無ダイヤ状態になっているらしく、そのバスが慌しく出て行ったと思ったらすぐにお目当ての足立流通センター行が滑り込んできた。なので他に待っている乗客はなく自分一人乗せるとすぐに発車。定刻より1分遅れで前の舎人二ツ橋行と続行運転になりよもやの貸切状態で尾久橋通りへ。


ちなみに時刻表だと9:31発足立流通センター終点行の1本前は江北六丁目団地行のはずなのだが、前を行くのは舎人二ツ橋行。あれれ?


終始ほぼ貸切状態(´・ω・`)
日暮里駅に停車中の足立流通センター終点行。

舎人二ツ橋行の後に続く。
日暮里駅を出発し尾久橋通りに入る足立流通センター終点行。日暮里駅−西日暮里二丁目間にて。

 終点の舎人二ツ橋までゆくバスの後について走っているとはいえ、イレギュラーな系統なのでこっち狙いで乗ってくる乗客がいてもよさそうなものだけど、結局全区間を通して自分以外の乗客は西日暮里駅で乗って途中で降りて行ったサラリーマン風の男だけだったのでかーなーり拍子抜け。反対の渋滞を脇目にスイスイ流れる道路を快調に飛ばす都バスはあっという間に舎人公園交差点に差し掛かる。さきほど書いた一面黄色の菜の花畑はこの辺にあって、ちょうど一ヶ月前の風景と比べ季節の移ろいを実感する。

日暮里駅発車直後から前をゆく舎人二ツ橋行とは、一旦、ここ舎人交差点で別れる。
尾久橋通りの舎人公園−中入谷間は足立流通センター終点系統しか入らない。この間逆方向はない。舎人公園−中入谷間にて。

 と、いうわけで舎人公園交差点。前をゆく舎人二ツ橋行は交差点を左折してゆくが、こちらはそのまま尾久橋通り、ライナー高架下を直進してゆく。左右を舎人公園に挟まれ、歩道工事のフェンスが延々と続く様子を眺めながら進み「中入谷」付近の交差点を左折。この間が足立流通センター終点行独自の区間で、一方向半循環のため反対はない。


日暮里駅発視点で舎人二ツ橋行と足立流通センター行の経路を要約すると、菜の花畑の舎人公園交差点を基点に舎人二ツ橋行は時計方向、足立流通センター終点行は反時計方向に舎人公園の周りを回ってゆく。そのあたりを図にしてみたので参照方。


その関係で「中入谷」では日暮里駅から来たのに日暮里駅行のバス停に発着する。数人が待っていたけど当然誰も乗ってこない。「中入谷」の少し先、流通センター北交差点でさっき分かれた舎人二ツ橋行とすれ違うのだが、続行していたのにすれ違うなんて不思議な気分。そんな風に「中入谷」から流通センター中央まで日暮里駅方面の経路を逆走し、そこで右折すると「足立流通センター終点」までこの系統独自のルートをたどる。

流通センター北交差点で右折し、この系統独自の区間をゆく足立流通センター終点行。足立流通センター−足立流通センター終点間にて。
足立流通センター終点に到着。
足立流通センター終点にて。この風景がみられるのもあとわずか。

系統廃止にともない停留所も廃止。
足立流通センター終点バス停にて。
足立流通センター終点に到着後、待機中のバス。

D足立流通センター10:27→西日暮里駅11:10 P−C217


 稀少な足立流通センター終点行に乗ったあとは徒歩でメインルートのバス道に戻り、「足立流通センター」から日暮里行をつかまえる。「江北六丁目団地」に近い谷在家一丁目の交差点では右から1台のバスが割り込んできて、それがそのまま江北六丁目団地発日暮里駅行になった。ここから続行運転状態で、付かず離れずついてゆく。なのでさほどの混雑にはならなかったけど、ちらほら立ち客は出る程度には乗っていたのであらためて里48の利用者の多さを実感する。

足立流通センターを出発する日暮里駅行。
谷在家付近をゆく。
「こうや」と読む高野駅付近をゆく。
扇大橋駅付近をゆく。扇大橋北詰付近にて。
足立小台駅を過ぎ、尾久橋で隅田川を渡る。扇大橋南詰−尾久橋間にて。
江北六丁目団地からは同始発のバスの後に続行。
尾久橋を渡ると西日暮里付近まで渋滞が続いていた。常磐貨物線のアンダーパスに進入するところ。

 ところで後で気づいたのだが、概念図を見てもらってもわかるように、完乗について完璧を期すなら「足立流通センター終点」発に乗らないと足立流通センター終点〜足立流通センター南間が未乗区間になってしまうのだ。しかし気づいたときには時既に遅し。2回しかない午前の運転は終了し、後は日が暮れてからの2回しかないのであきらめた。


東京北部系統も未乗のままだし、まっいいか(´・ω・`)


都道58号台東鳩ヶ谷線、通称尾久橋通り。

 とにもかくにも利用者が多い「里48」。激しい尾久橋通りの渋滞の影響で慢性化しているダイヤの乱れが、積み残しやダンゴ運転による著しい乗車率の不均衡を招くなど、バスの欠点をあからさまに露呈している「里48」を見る限り、日暮里・舎人ライナーは生まれるべくして生まれる鉄道だと強く実感した。

開業一週間前。試運転なのだが、もう普通に頻発していた。
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【バスたび日記】N013
≫1〜3、08.2.23  4・5、8.3.21乗車
≫乗車実績〜
1:日暮里駅7:48→江北六丁目団地8:07 P−K484 巣鴨営業所
2:尾久橋10:47→谷在家二丁目11:00 P−B704 巣鴨営業所
3:舎人二ツ橋13:23→日暮里駅14:13 P−B704 巣鴨営業所
4:日暮里駅9:32→足立流通センター終点10:05 P−M182 巣鴨営業所
5:足立流通センター10:27→西日暮里駅11:10 P−C217 巣鴨営業所

□バスたび日記N001/都営バス乗車記 【池86】
□バスたび日記N005/都営バス乗車記(2) 【東98】−東98系統都営バス編−

■里48運行系統一覧(都営バス公式)
■都営バス巣鴨営業所#里48系統(Wikipedia)
■日暮里・舎人ライナー(Wikipedia)
■東京都道・埼玉県道58号台東鳩ヶ谷線(Wikipedia)

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〜各情報は取材時のものです。現在は変更になっている場合があります〜
08.3.25公開