東急バス乗車記(2) −東98東急バス編−
東急バス 自由ヶ丘線【東98】 等々力操車所−東京駅丸の内南口
バスたび日記N010-2
取材/07-12
−東京都世田谷区・目黒区・品川区・港区・千代田区−
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B目黒駅前12:26→愛宕山下12:49 M7712


 目黒駅でバスを1本、いや今回都営はスルーだから2本か…落として、約30分後のバスに乗る。さっきのバスほど混んではいなかったが、座れるほど空いているわけでもなかった。ノンステとワンステの境目あたりにある握り棒にしがみついてゆくことにする。「このバスは、東京98系統、魚藍坂下、東京タワー、虎ノ門1丁目経由、東京駅南口行でございます」と、一応目黒駅は中間の拠点ということであらためて案内放送が入った。今度は系統番号を名乗る。首都高速をくぐり庭園美術館のあたりで対面交通となり白金台へ。なだらかな日吉坂をくだりきると清正公前交差点で目黒通りは終了、国道1号に合流する。「魚藍坂下」「慶應義塾大学前」を経て途中何度が交差点を曲がったりするが、赤羽橋付近までは国道1号を忠実にトレースしてゆく。15分〜20分毎と、都心にしては決して本数の多くないバスだが、バス停毎に細かい乗降が続く。降りた数だけ乗ってくるので車内の総数は減らない。やっぱり「東98」、大人気である。なお東京駅行は「目黒駅前」からバス停が都営スタイルに変わる。


↑港区白金台、自然教育園付近を行く東京駅南口行。

↑東京タワーをバックに芝公園付近を行く東京駅南口行。

↑芝公園・東京プリンスホテル付近を行く東京駅南口行。

↑目黒駅から先は都営バスのエリア。

 「愛宕山下」でバスを降り、ちょっと散歩がてら愛宕山へ登ってみようと思う。バス停近くのホテルの脇にある、ちょっと急な坂を登って行くと約5分ほどで広場に出た。陰になっていて薄暗い坂の途中は都心とは思えないほど静かで、道違うのかなと不安になったけど、頂上の愛宕神社境内はそれなりに人がいたのでホッとする。広場を挟み北側に愛宕神社、南側にNHK放送博物館があって、お年寄りや家族連れがベンチで日向ぼっこする広場景は実にのんびりしていい。人間だけじゃなく黒・白2匹のネコも日の当たる場所で丸くなっていたので近づいたら怒られた('A`)

◆愛宕山と芝公園3丁目付近を散策◆

↑愛宕通りに面する石段は「出世の石段」と呼ばれる。かなり急。

↑徳川家康の命により創建されたという愛宕神社。

↑鯉も泳ぐ境内の池は一面落ち葉に覆われていた。何ともいえない風情。

↑黄色いイチョウばかり見てきたので紅葉の紅がよけい鮮烈。

↑(*´Д`)

↑愛宕山にあるNHK放送博物館。
大正14年3月22日9:30am。この場所から日本初のラジオ放送が開始された。「JOAK」は今も変わらぬNHK東京ラジオ第一放送のコールサイン。無料だが時間の都合で泣く泣く中には入らなかった><





↑芝公園三丁目付近の森。カケラでもいいので芸術的センスがあればいいのにと思った(´・ω・`)

 愛宕神社の境内にすっかり色づいたもみじがあり、黄色いイチョウばかり見てきたので赤がより一層鮮烈に映る。自分は「愛宕山下」バス停からNHK放送博物館の標識に従って薄暗い坂道を登ってきたが、境内からはバス道に簡単に降りられる階段があった。急な石段だが距離的にはこちらの方が近いし、なによりお参りなら正面の鳥居をくぐって境内に入るのが本筋ってもんだ。なお後で気づいたのだが、NHK放送博物館の脇にはなんとエレベーターも設置されている。標高25.7m(23区最高峰)の愛宕山はキチンと三角点が設置されている立派な「山」なのだが、ほとんど0メートル地帯からエレベーターだけで登頂できてしまう山なんて、この山くらいなものだろう。


↑愛宕通りを行く東京駅南口行。

C慈恵医大15:43→東京駅丸の内南口15:53 M7716


 時間的に最後の乗り継ぎは、「愛宕山下」のひとつ目黒寄り「慈恵医大前」から。このバスで終点東京駅南口まで行ってしまおう。愛宕山散策のあと、地下鉄で日比谷まで先回りし、お堀端の写真を撮ってからここまで戻ってきて乗り継ぎを再開したという裏話は、あくまで内緒である。やってきたバスは珍しく空いており楽に座れた。バスは交通量の少ない愛宕通りを進み、改装中の経済産業省の前で国会通りを右折。左手にちらっと国会議事堂が見え、まさに日本の中枢を行くって感じだ。市政会館の前で高速バスかぐや姫号とすれ違い、内幸町交差点から日比谷通りに入ると交通量は格段に多くなる。あまり乗降なく日比谷公園や皇居を見ながら進み、混雑している直進レーンを横目に馬場先門交差点の右折レーンを軽やかに抜けてゆく。車列の中に東京駅日本橋口に向かうJR東海バスのエアロキングの姿も見えた。高級ブランドショップが軒を連ねる丸の内界隈を抜けると終点は近い。


↑馬場先門交差点でJR東海バスのエアロキングを追い越す。

↑終点が近い車内。


↑一瞬だけ国会議事堂が見える。その右側は外務省。

↑日比谷付近、皇居の堀の端を行く東京駅南口行。

↑丸の内付近を行く東京駅南口行。

↑到着〜。


↑東98の主力は中型ナローのノンステップバス(通称もやし)。東急は三菱ふそう、都営は日野が主に使われる。
東急バス・目黒M7716 三菱ふそうPA-MK27FM(MFBM

共同運行の東98なのだが。都営バスと東急バスとでは、いくつか運行上で乗客が影響する相違点があるみたいなので簡単にまとめてみた。なんでそんな風になっているのかは謎。


(1)運  賃〜
これは最初ビックリした。
   ・都営バス…全線200円均一
   ・東急バス…東京駅〜目黒駅間200円、目黒駅〜等々力間と目黒駅を跨いで利用する場合210円
目黒駅を基準に東京駅側が都営バス、等々力側が東急バスのエリアとして考えると、東急が都営エリアに合わせて運賃を下げているのに対し、都営は東急エリアでも独自の運賃形態を保持しているのが面白い。日本全国の路線バス事情を熟知しているわけではないのでこんなケースが他にもあるかどうかは知る由もないが、「共同運行」とする路線で乗る事業者によって運賃が違うって珍しいのでは?
東京駅〜上大崎間で東急バスに乗り目黒駅の先へ行く場合は乗車時にその旨を告げて10円多く支払わなければならない。



↑東急エリア内のバス停。

↑東急バスの運賃箱。


(2)運行区間〜
東京駅で待機中の両者のバス。方向幕の行き先の違いに注目。


   ・都営バス…等々力
   ・東急バス…等々力操車所
等々力地区では----→等々力(駅前)--等々力操車所の順でバス停が続くのだが、都営バスは等々力(駅前)で運行を終了しあとは回送となって等々力操車所へ向かうのに対し、東急バスはその等々力操車所が終点となっている。これが逆の東京駅行だと都営・東急共に等々力操車所発となるからややこしい。
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【バスたび日記】N010
≫07.12.9乗車
≫乗車実績〜
1:等々力操車所10:37→中根町10:45 M7713 目黒営業所
2:玉川神社前11:35→目黒駅前11:59 M7714 目黒営業所
3:目黒駅前12:26→愛宕山下12:49 M7712 目黒営業所
4:慈恵会医大前15:43→東京駅丸の内南口15:53 M7716 目黒営業所

□バスたび日記/都営バス乗車記(2) 【東98】−東98都営バス編−
□バスたび日記/東急バス乗車記 幡ヶ谷線【渋55】
□バスたび日記/東急バス乗車記(3) 環七線【森91】

■東急バス(公式)
■東急バス目黒営業所(Wikipedia)

■愛宕山・港区(Wikipedia)
■愛宕神社(公式)
■NHK放送博物館(公式)

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〜各情報は取材時のものです。現在は変更になっている場合があります〜
08.2.9公開