都営バス乗車記(2) −東98都営バス編−
東京都交通局 【東98】 東京駅丸の内南口−等々力 バスたび日記N005-2
取材/07-11
−東京都千代田区・港区・品川区・目黒区・世田谷区−
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A魚藍坂下14:07→目黒駅前14:16 等々力行 A−K543


「魚藍坂下」バス停には数人のお客が並んでいたが、少し遅れ気味の東98より先に、田町駅〜渋谷駅を結ぶ田87がやってきてそれらを飲み込んでしまった。本数的にも田87の方が多い。もっとも目当てのバスが来る頃には再び列が出来初めていたのだが。やってきたバスは立ち客もぎっしりの大盛況。ノンステップバスは中ドアから後の立席スペースが狭く、着席定員がオーバーフローすると必要以上に混むのが難点だ。「清正公前」付近で国道1号と別れ、ここが起点の目黒通りへ。東京駅を出て散々右・左折を繰り返してきたが、あとは等々力までひたすらこの目黒通りを進んでゆくだけである。バス停毎にお客を増やしてゆくバスにこのまま乗っていてもツマらないので、今度は目黒駅前で途中下車。つーかさっきのバスに比べて話題がないな(笑


↑白金高輪駅付近、国道1号を行く等々力行。中央分離帯でやっている工事は共同溝の整備。



↑港区清正公前交差点で国道1号から分かれ、あとはひたすら目黒通りを進む。
…よく見たら東京タワーの先っぽが見えてる。今気付いた。



↑これから日吉坂を登ります。



↑目黒駅前を行く等々力行。一方通行の関係で東京駅行は駅を挟んで北側を走る。

B清正公前15:47→等々力駅前16:24 等々力行 A−K545


 目黒駅から、ぷらぷらと写真撮りながら逆方向へ歩いてゆく。「白金台駅前」を過ぎると坂になっていて、下り切ったところに「清正公前」バス停があった。なんだ、もうこんな所まで戻ってしまったのか。そろそろ先へ進まないと日が暮れて等々力界隈で写真が撮れなくなってしまうので、ここから一気に等々力を目指すことにする。が、次のバスは東急バスなのでその次まで待たなければならない。どこからともなく、ひとりのおじいさんがヨロヨロとやってきて、バス停に併設されているベンチに座った。しばらくして東急バスがやって来てもベンチを立つことなく、寒いのに散歩中の休憩なのかなと思ったら、都営バスが姿を現わすとベンチを立って自分と一緒に乗り込んだ。


↑みんくると東急ロゴのコラボ。



↑西日を浴びて日吉坂を登る等々力行。

 目黒駅を越えて利用する場合、東急より都営の方が10円安いので自分のようなフツーの人間には理解できない趣旨で乗っている場合(笑)でなくとも運行会社を選ぶ理由がこの路線にはあるのだが、都内シルバーパスなら共通利用可だし、たとえ所持してなくても待ち時間を考えたら10円の差なんて無いに等しく、おじいさんはなぜ30分も待って都営を選んだのか・・・


やって来たバスはまたしても満員だったので、そんなどうでもいいようなことを考えながらつり革につかまりバスに揺られてみる。目黒駅前では数人が降りて同じくらい乗って、拍子抜けするほど車内が動かずここで座れるだろうとの甘い目論見は簡単に破られてしまった。


↑目黒駅を出るとほどなく目黒川を渡る。



↑東急バス目黒営業所付近をゆく等々力行。

 そしてこの車内風景こそが、東98が今なお開業時の姿をほぼとどめて運行続ける所以なのである。鉄道駅から離れている目黒通りは元々バスの利用が多い場所で、沿線から目黒駅を越えての対都心部利用もそれだけ旺盛なのだ。目黒駅からの乗車が少なかったのは、頻発する東急バスの系統が別の乗り場から出ているためで、わざわざ本数の少ない東98に乗ってくる人は、この系統単独区間となる等々力7丁目以遠に用向きがある人なのだろう。そんなわけでここから都営バスは東急のエリアへと足を踏み入れてゆく。前を行くのもすれ違うのも、バス停のポールサインだってみんな東急バス仕様だ。たまにすれ違う東京駅行の都営バスも全面ラッピング広告のおかげで判別がつきにくくなってしまった。


↑碑文谷付近を行く等々力行。



↑中根町付近を行く等々力行。沿道の街路樹は東京都の樹、いちょう。



↑等々力七丁目付近を行く等々力行。ここから東98単独の経路になる。

 そんな満員のバスだったが、目黒駅を越えたら降車>>>乗車になり進むにつれ車内に余裕が出てくる。「清水」辺りで空席にありつけた。「元競馬場前」や「清水」で東急バスの制服を着た人が立っていたのは交替運転士かな? 環七が上を通る柿ノ木陸橋をくぐり、ほどなく東急東横線もくぐって目黒駅以来の鉄道駅最寄である「都立大学駅北口」へ。少し車内の乗客が増えた。交通量は多いが流れ滞るほどでもなくスイスイーっと進んで、見えてきた等々力陸橋は渡らず側道へ。陸橋の下で休む東急バスの脇を抜けて等々力の街へ入ってゆく。序盤は東京のど真ん中を走ってきた東98、終点はすっかり郊外の趣きでその変化が楽しい。ただ目黒通りに入っちゃうと景色が単調になりがちなのが(´・ω・`)


↑終点に近づくにつれ車内はご覧のとおり。



↑等々力陸橋下には東急バス渋谷方面行の待機場所がある。



↑終点等々力に到着。


↑共同運行を象徴する光景。東急バス等々力操車所にて。
真中のMKはPASMOの涎掛けの下にトランセのステッカーがチラ見しているので東98ではない。

共同運行の東98なのだが。都営バスと東急バスとでは、いくつか運行上で乗客が影響する相違点があるみたいなので簡単にまとめてみた。なんでそんな風になっているのかは謎。(08-2追記、東急バス編にも同じ記事があります)


(1)運  賃〜
これは最初ビックリした。
   ・都営バス…全線200円均一
   ・東急バス…東京駅〜目黒駅間200円、目黒駅〜等々力間と目黒駅を跨いで利用する場合210円
目黒駅を基準に東京駅側が都営バス、等々力側が東急バスのエリアとして考えると、東急が都営エリアに合わせて運賃を下げているのに対し、都営は東急エリアでも独自の運賃形態を保持しているのが面白い。日本全国の路線バス事情を熟知しているわけではないのでこんなケースが他にもあるかどうかは知る由もないが、「共同運行」とする路線で乗る事業者によって運賃が違うって珍しいのでは?
東京駅〜上大崎間で東急バスに乗り目黒駅の先へ行く場合は乗車時にその旨を告げて10円多く支払わなければならない。



↑東急エリア内のバス停。

↑東急バスの運賃箱。


(2)運行区間〜
東京駅で待機中の両者のバス。方向幕の行き先の違いに注目。



   ・都営バス…等々力
   ・東急バス…等々力操車所
等々力地区では----→等々力(駅前)--等々力操車所の順でバス停が続くのだが、都営バスは等々力(駅前)で運行を終了しあとは回送となって等々力操車所へ向かうのに対し、東急バスはその等々力操車所が終点となっている。これが逆の東京駅行だと都営・東急共に等々力操車所発となるからややこしい。
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【バスたび日記】N005
≫07.11.24乗車
≫乗車実績〜
@東京駅丸の内南口12:05→魚藍坂下12:29 A−K545品川営業所
A魚藍坂下14:07→目黒駅前14:16 A−K543品川営業所
B清正公前15:47→等々力駅前16:24 A−K545品川営業所

□バスたび日記/東急バス乗車記(2) 自由ヶ丘線【東98】−東98東急バス編−
□バスたび日記/都営バス乗車記(3) 【里48】
□バスたび日記/都営バス乗車記 【池86】


■東98運行系統一覧(都営バス公式)
■都営バス品川営業所(Wikipedia)
■東京都港区(公式)
■日吉坂(Wikipedia)

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〜各情報は取材時のものです。現在は変更になっている場合があります〜
07.12.7公開/08.2.9更新