都営バス乗車記(2) −東98都営バス編−
東京都交通局 【東98】 東京駅丸の内南口−等々力 バスたび日記N005-1
取材/07-11
−東京都千代田区・港区・品川区・目黒区・世田谷区−
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東京駅から目黒駅を経て、23区のほぼ端っこ世田谷区の等々力までという、都内の路線では割と長い距離を走る【東98】系統に乗ってみた。山手線の内側と外側を直通する路線というのも今どき珍しく、都営バス・東急バス相互乗り入れという開業時の姿で運行継続中である。バスたび日記では過去に同路線をご紹介しているが、久々に乗ってみたくなったのでリニューアルを兼ねて往復の乗車記を新たに公開してみる。まずは往路、都営バス編から。(復路、東急バス編はこちら

@東京駅丸の内南口12:05→魚藍坂下12:29 等々力行 A−K546


というわけで、ほぼ5年ぶりの東98。


以前と比べ新丸ビルほか丸の内界隈のビルが軒並み建て替えられ、赤レンガも改装に向け準備中。目の前の東京中央郵便局は民営化による新意匠の看板が目立つなどすっかり様子が変わってしまった。三連休中日の土曜日、12:05発の都営便に乗る。のりばの少し手前で待機していたバスはブラックアウトしていたLED幕に[東98等 々 力]と文字を浮かび上がらせ静々とポールの前に移動。中型幅大型長のノンステップバスの車内はさらっと席が埋まって始発から上々な乗り具合である。後方の床が高いエリアに空席を見つけて腰を下ろすと、発車間際に2組の母子がキャッキャッしながら駆け込んできた。若い母親は友達同士のようで共に3歳くらいの男の子を連れている。で、自分の周りが空いていたのでそこに座ってきた。騒々しいの勘弁だなーなどと思ったが、運転士に東京タワーの行き方を尋ねていたのでそれほど長く同乗はしないみたいなんだけど、自分も目黒までには一度降りてみるつもりなのでたいしてかわらんか。
東京駅丸の内界隈の風景











↑発車前。東京駅にて。


↑東京駅を発車する等々力行。

 バスは馬場先門から国道1号へ入り、皇居を右に見て進む。日比谷交差点の信号に引っかかったとき、近くに建っている丸ノ内署を見て「警視庁! 警視庁! すご〜い(≧∀≦)」と連れていた子供よりはしゃいでいたママ×2、どうも東京の人ではないらしい。残念なことにバスはこのまま直進して日比谷通りを進むので、桜田門の本庁舎の前は通らない。もしこれが目に入ったらどれだけ喜ぶか見てみたかったw


ちなみに自分が初めて東京に来たとき、まっ先ではないがわざわざ見に行ったっけ。


右手の車窓は皇居の緑から日比谷公園の緑へ変わり、内幸町の交差点を右折。重厚なレンガ造りの市政会館はいつ見ても東大安田講堂そっくりだ。正面に国会議事堂が見えたなと思ったらまた交差点を左に曲がる。目黒通りに入るまでは落ち着かない路線である。曲がって霞ヶ関の官庁街の端っこを掠めて愛宕通りを進んでゆくと、右手に山というか小高いところにある森? とにかくビルに囲まれて山という感じはしないが、おそらく鉄道唱歌にも歌われるあの愛宕山なんだろう。Wikiによれば標高26mのれっきとした山で、かつては江戸の町が一望できたとか。寺の山門もでーんと通りに構え、この辺だけ切り取って見ればどこか遠くの観光地みたいである。


■愛宕山-港区(Wikipedia)


↑市政会館前を行く等々力行。(08-2画像追加)

 そんな感じでぼけーっと車窓を眺めていたら、突然…


「えあろくぃーん、えあろくぃーん」


なんていう単語が耳に入ってきたので、思わず反応してしまう。そろそろバスに飽きてきた子供のご機嫌を取るためにママさんがバスのミニカーを与えていたのだ。そういえばトミカでそのまんま「エアロクィーン」としてラインナップされてたっけ。でも実際取り出したのは都営バスカラーのエアロスターだったのはご愛嬌。ママさんたちはそんな風に子供をあやしつつ、今度は「ちょーハマるよっ」とか言いながらヒビキさんを連呼し始める。


???


…激しく反応したけど、ひびきさんとやらのおかげでスルーされたみたいでヨカッタ。バスは「御成門小学校前」を過ぎて歩道橋のある交差点を右折しゆるい坂を登ってゆく。道路の両側に並ぶ木々の上から東京タワーがそびえているのが見えた。坂を登りきって「東京タワー」到着。賑やかだった母子×2が降りてゆくと車内に静寂が戻った。


ちなみに「ヒビキさん」は「仮面ライダー響鬼」のことで、息子に見せているうちに自分がハマったらしい。オクでDVD全巻必ず落とすと鼻息も荒い彼女曰く、「電王はイマイチ」だそうである。


(´・ω・`)



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↑東京タワーをバックに赤羽橋駅付近を行く等々力行。



↑慶応義塾大学正門前を行く等々力行。

 バスは赤羽橋交差点で再び国道1号と合流し、首都高速をぐくる。三田の交差点で右折して小高い坂を登ってゆくがそれが国道のルート。途中にある慶應義塾大学の正門は三田祭の真っ最中でかなりの人で賑わっている。もう少し先の「魚藍坂下」でバスを降りて徒歩で舞い戻って、三田祭の人ごみに紛れてみた。のぞいて行こうかなと思ったけど今の時期は日没が早いので沿線撮影が出来なくなってしまうのでパス。通り過ぎるバスを撮る合間、街の風景をスナップしながら、赤羽橋付近まで行きつ戻りつしてみた。


↑大通りから一歩入ると閑静な住宅街が広がる。




↑渋すぎる牛乳舗。港区のHPによると明治維新の際に失業した武士がこぞって牛乳屋を開き、港区内にも多くの店ができたとか。



↑ほほう、これがウワサの二郎の行列か。

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〜各情報は取材時のものです。現在は変更になっている場合があります〜
07.12.7公開/08.2.9更新